中小企業診断士は「稼げる資格」なのか?年収は?
こんにちは!ソムタム99です。
今日は、中小企業診断士は「稼げる資格」なのか、を記事にしたいと思います。
「結論ファースト!」でバシバシ進めます。
ちなみに、ここでいう「稼ぐ」というのは、
「『中小企業診断士の資格があったから』大きく収入アップにつながった」
を意味していますので、資格手当で数万/月の収入アップは除きます。
※反論、異論も大募集です。
中小企業診断士を目指す受験生へ正しい情報を伝えることが一番重要ですので。
目次
- 中小企業診断士の平均年収は?
- 「中小企業診断士は「稼げる資格」なのか?」
- なぜ、中小企業診断士資格だけでは稼げないのか?
- じゃあ、稼げる力って何?どうすれば稼げる力をつけられるのか?
- まとめ
- 結局、中小企業診断士資格の意味って?
中小企業診断士の平均年収は?
結論:501万円~800万円以内がボリュームゾーン
↑中小企業診断士協会のアンケート結果です。
はっきり言って、この数字はあまり参考にならないと思います。
なので、年収の話はこれ以上しません。
では、本題です。
「中小企業診断士は「稼げる資格」なのか?」
結論:中小企業診断士の資格だけでは稼げません。
「だけでは」がポイントです。
これが何を示すのか、読み進めていってもらえれば分かります。
この結論に、受験生はガッカリしたかもしれません。
しかし、これが現実です。
その理由を説明していきます。
なぜ、中小企業診断士資格だけでは稼げないのか?
結論:独占業務が無いからです。
中小企業診断士の業務は、コンサルタント業やセミナー業、執筆業などです。
これらは、中小企業診断士の資格が無くてもできるため、
「『中小企業診断士の資格があるから』〇〇さんにお願いしよう」
とはならないわけですね。
「そんなの分かってるよ!」と言われそうですね。
ただ、ここって結構大事なところで、資格が無くてもできる業務なのに、なぜ中小企業診断士の資格を取るのでしょうか?
プライベートの時間を削り、お金を使って合格を目指す目的は何なのでしょうか?
なんとなく学習している人は、
「取得自体が目的になっていないか?そのあとのビジョンはあるのか?」
をよく考えた方が良いです。
この辺りの想いは、別の記事で書きたいと思います。
と、ここまでマイナスな話ばかりでしたが、診断士で稼いでいる人もいます。
※「企業診断 2017年11月号(同友館)」で「3000万診断士の群像」という特集をしていますので、読んでみると良いかもしれません。
私も稼いでいる診断士の方と話をしたことがあります。
そういう人に共通するのは、「そもそも中小企業診断士の資格が無くても稼げる力がある」ことです。
※ここからが、「中小企業診断士の資格だけでは稼げません」の 「だけでは」が表す内容となります。
じゃあ、稼げる力って何?どうすれば稼げる力をつけられるのか?
結論:①強みとなるスキル、②人間力、③人脈、の3つを強化する。
それぞれについて話をしていきます。
①強みとなるスキルとは?
結論:自分自身でコレが得意だ!と言葉で言えるスキルや分野
この得意分野はなんでも良いです。
実はこれが中小企業診断士の面白いところで、
独占業務が無いが故に、様々な分野と組み合わせて活用できるのです。
「得意と言えることは何も無いんだけど…」という人がいるかもしれません。
でも、よく考えてください。
自分がちょっと詳しいこととか好きなことってありませんか。
必ずしもビジネスに直結するようなものでなくても構いません。
例えば、「寝るのが好きで睡眠にはこだわっている」だったら、
不眠症に悩む人の生活改善コンサルタントができるかもしれません。
「海外旅行が好きで、マニアックな観光地を知っている」だったら、
海外旅行プランのコンサルタントができるかもしれません。
よく中小企業診断士を「独占業務が無いから可能性が無限大」「マジックライセンス」と語る人がいますが、それを表すのが、この幅の広さなのです。
ぜひ、皆さんの得意分野やスキルを考えてみてください。
ポイントは、謙虚さを忘れ、自信をもって言葉にすることですよ!
②人間力とは?
結論:コミュニケーション能力です。
ありきたりですが、これが全てです。
相手の懐に入りやすいとか、相手が自分でも気づいていなかった考えを引き出すとか、そういう力です。
これまでお会いした稼いでいる診断士の方は、確かに魅力的な人が多いです。
カリスマ性だったり、マネタイズ力だったり、新入りにも気配りができて信頼が厚い等。
抽象的で話が難しいので深堀しませんが、
よく言われる「聴く力=質問力」を身に着けることが良いのではないかと思います。
③人脈とは?
結論:StockSun株式会社 株本社長の記事がすべて!
要するに、ビジネスにおける人脈とは、「ヒト、モノ、カネ」を動かせる決裁権を持つ人とのつながりですね。
つまるところ、自分に仕事の依頼が来ないと稼ぐことができません。
あなたに仕事をくれる人(=決裁権者)といかにつながっているかが重要なわけです。
実は、①強みとなるスキルと②人間力は、この人脈形成に必要なのです。
決裁権者と会える機会は少ないです。
その少ないチャンスをものにするために、①強みとなるスキルと②人間力を高めておく必要があります。
ちなみに、中小企業診断士の資格をとっただけでは、このような人脈はできません。
決裁権者と顔を合わせる機会は増えるかもしれませんが、周りに沢山の中小企業診断士がいる中で、あなたにピンポイントで依頼してくれることは少ないでしょう。
大体、良い案件は古株にもっていかれて、資格取りたての診断士に回ってくるのはショボい案件だけです。
むしろ回ってくるだけ運が良いです。
まとめ
稼いでいる診断士は、①強みとなるスキル、②人間力、③人脈、を持っているから稼ぐことができている。
中小企業診断士として稼ぎたいなら、この3つの力を付けるべし。
結局、中小企業診断士資格の意味って?
結論:様々な集まりの通行手形として使える
中小企業診断士は、他の士業に比べ、横のつながりが強いと言われています。
実際、そのつながりで仕事の紹介もあります。
中小企業診断士を対象にした交流会などもあるので、資格を通行手形として、そういう場へ参加することができます。
そして、「稼ぐ力」につながるかは分かりませんが、見える世界は広がります。
じゃあ、私自身がどう思っているのかというと、取得して良かったと思っています。
そのあたりはまた別の記事で書きたいと思います。
グッバイ!
ソムタム99
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