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【第5弾】シリーズ「中小企業診断士の2次試験をたった『2ヶ月』で突破する独学学習法」~解法パターンの確立 基礎編

こんにちは!ソムタム99です。

 

これから何回かに分けて、中小企業診断士2次試験を攻略する学習法を書いていこうと思います。

 

題して、シリーズ中小企業診断士の2次試験をたった『2ヶ月』で突破する独学学習法」です。

 

このシリーズでは、私が試行錯誤を重ねて辿り着いた中小企業診断士2次試験の解法パターンを明らかにしていきます。

 

ストレート合格を目指す受験生はもとより、二次試験をなかなか突破できない多年度生が学習方法を見直すきっかけとして、ぜひ読んで欲しいですね。

 

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今回は、第5弾「解法パターンの確立 初級」編です。

  

第2弾で戦略を立て、第3弾で教材を準備し、それをどのようなスケジュールで実行していくか第4弾でお話をしました。

 

↓↓↓第2弾「敵を知り、戦略を立てる」編はこちら。

somtam99.hatenablog.com

↓↓↓第3弾「教材準備」編はこちら。

somtam99.hatenablog.com

↓↓↓ 第4弾「学習計画」編はこちら。

somtam99.hatenablog.com

 

ここから、いよいよこのシリーズの本題。

「ソムタム99流解法パターン」について解説していきます。

 

目次

 

前段

これまで第2弾、第3弾、第4弾で、攻略の全体像・使用すべきテキスト・スケジュールを解説してきました。

 

実のところ、多少の差はあれど、ここまでは誰でも知っていますし、実践していることです。

しかし、何年もかけて学習しても合格できない人と一発で合格できる人がいるわけです。

 

例えば、「ふぞろいな合格答案」。これは、大半の独学受験生が使っています。

このテキストは良書です。本当に素晴らしいテキストだと思いますし、私が合格できたのはこのテキストのおかげです。

 

ただ、私から見て「ふぞろいな合格答案」に不足していることが1点あります。

それは、「なぜ、この解答になったのか」「なぜ、このキーワードが高得点なのか」という根拠が弱いところです。

「ふぞろいな合格答案」は、合格者・不合格者から数多の答案を集め、キーワードを統計的に集計し、採点基準を決めているので、要は「多数決」なんですよね。

 

その統計を見て、解法パターンまで自力で昇華できる人は合格できます。しかし、解法パターンまで昇華できない人は再現性無く、本番で点数を稼げないわけです。

 

これから解説する「ソムタム99流解法パターン」はいわば、ふぞろいな合格答案をもとに、解法パターンまで昇華させたプロセスになります。

 

では、進めていきましょう。

 

同じテキストを使って同じように学習したにも関わらず、なぜ、合格と不合格の違いが発生してしまうのでしょうか。

その理由は、次に挙げる3つのスキルを付けているかどうかの違いだと私は考えています。

 

中小企業診断士の2次試験に合格するために必要な3つのスキル(ソムタム99調べ)

①事例に寄り添った解答をする

②問われていることに解答する

③ ①と②をベースに自分なりの解法パターンを確立し、再現性のある解答をする

 

難易度としては、「③>>>>>①>②」という感じですかね。

感覚的に、「①事例に寄り添った解答をする」と「②問われていることに解答する」ができて平均50点、「③ 自分なりの解法パターンを確立し、再現性のある解答をする」ができて合格点に突破する感じです。

 

私の場合、Lec2次ファナル模試の段階では、①と②しかできていませんでした。そこから③を習得して、本番で合格できたという感じです。

 

↓↓↓合格までの点数の推移はこちら。

somtam99.hatenablog.com

 

「③解法パターンの確立」は本当に苦労しました。

「①事例に寄り添った解答をする」と「②問われていることに解答する」については、解説してくれているブログやテキストが多いですが、「③解法パターンの確立」に関しては私が見た限りでは説明しているのは無いんですよね。

 

この第5弾では、「③解法パターンの確立」に進むために必要な2つのスキル「①事例に寄り添った解答をする」、「②問われていることに解答する」について解説をしますね。

 

「②問われていることに解答する」はなんなくイメージできるかもしれませんが、「①事例に寄り添った解答をする」って結構抽象的な言い方ですよね。

 

私もこれを見た際、「え?『寄り添う』って、つまりどういうこと?」って疑問に思いました。そして、残念ながら、この「寄り添う」を明確に定義している情報を私が見る限りは見つけられませんでした。

 

今回は、私が考える「寄り添う」を具体的な内容に落とし込んでいきます。

 

まず、中小企業診断士の2次試験を受けるにあたって、非常に重要なマインドセットがあります。

 

重要なマインドセットとは?

中小企業診断士の2次試験は、「国語」の試験である。

経営コンサルタントの試験である、という考えは捨てる。

 

このマインドセットは非常に重要です。

重要なのでもう一度言いますね。

中小企業診断士の2次試験は、「国語」の試験なのです!

 

マインドセットの意味合いは?

「答えは問題文中にある」ということ。つまり、問題を「解く」ではなく、答えを「探す」という意識でいること。

 

皆さん、高校受験や大学受験の際、国語の先生に次のように言われませんでした?

「想像で答えを書くな。答えは問題文にある。その根拠を「探せ」」

 

私はいつも言われていました。

特に小説の問題は、想像してしまいがちで、点数が安定しませんでした。

センター試験の苦い思い出…)

 

実は、この「探す」という感覚が、「①与件文に寄り添った解答をする」につながってくるのです。

 

要は、「与件文に書いていないことを書くな」ということです。そうすることで、与件文からは嫌でも離れません。

 

そして、「②問われていることに解答する」。これも国語の問題だと思えば何も難しくありません。

問われた質問に、直球ど真ん中ストレートで返せばよいのです。

 

(例)

・なぜですか?/理由は何ですか?⇒なぜならば~。/理由は~。

・問題/課題は何ですか?⇒問題は~。課題は~。

・強み/弱みは何ですか?=強みは~。弱みは~。

 

メチャクチャ簡単じゃないですか?そして、「~」の部分は与件文から「探せば」良いのです。

 

では、簡単な例題でもう少し具体的に深堀していきます。

 

(与件文)

A社は、ここ数年、新卒応募者が減少していることに加え、入社3年目までの離職率が高くなっていることに頭を悩ませている。5年前に給与制度の改訂があり、年功序列を重視するため、新卒~入社3年目の給与を下げた経緯がある。

 

(問)

A社が抱える問題を答えなさい。

(解答)

○問題は、①新卒応募者の減少、②入社3年目までの離職率の増加、である。

×問題は、ベテラン社員の割合が増加していることである。

 

(問)

なぜ、このような問題が起きたか、原因を答えなさい。

○原因は、給与制度の改定により新卒~入社3年目までの給与を下げたため。

×原因は、①給与面でA社の魅力が低下したため、②入社3年目までのモラールが低下したため。

 

どうでしょうか?○と×の違いは分かりますか。

○は、与件文から抜き出している(=根拠が明白)解答です。

×は、一見間違ってなさそうですが、与件文には書かれていません。想像の解答になります。

 

ポイントとしては、この解答は与件文のココから抜き出している、と根拠を言えるようにすることです。

 

こうやって書くと簡単だと思うかもしれませんが、80分間で長い与件文から解答を探してくるのは意外と大変です。

これは訓練しかないですね。

 

もし大学受験を控える高校生のお子さんがいたら、解いてもらうと良いかもしれません。基礎知識が無い人は、与件文に頼るしかありませんので、必然的に与件文に寄り添った解答ができるわけです。

だから、高校生でも意外と良い点をとれると思いますよ。

 

感覚的には、ここまでできれば、50点は確保できます。

 

まとめ

◆2次試験合格に必要な3つのスキル

①事例に寄り添った解答をする

②問われていることに解答する

③ ①と②をベースに自分なりの解法パターンを確立し、再現性のある解答をする

 

◆2次試験は「国語」の試験

・解答は、与件文から「探す」。与件文に書かれていない内容は書かない。

・解答は、問われている内容に直球で返す。

 

この考え方は非常に重要です。これができないと合格が難しいと考えても良いと思います。

これで、解答のベースが出来上がりました。

次回は、いよいよ第6弾「解法パターンの確立 上級編」です。

 

グッバイ!

ソムタム99

 


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